ALTUS×都響シリーズ始動!
音楽監督・大野和士の2021年《巨人》ライヴ
明晰にして陰影ゆたか、妙味あふれる音のひびき
都響のマーラー演奏史に刻まれた新たな名演!
ALTUSが都響のライヴ・シリーズを開始いたします。第1弾は2015年より音楽監督を務める大野和士との《巨人》、2021年ライヴです。ALTUSが会場録音から行い、丁寧なマスタリングを施しCD化。若杉弘、ベルティーニ、インバルらと共に日本のマーラー演奏史に大きな足跡を残してきた都響の「今」を鮮やかにとらえた、要注目のリリースです。
渦巻くエネルギーの咆哮に任せるのではなく、たいへん丁寧なアプローチで静と動がしなやかに交替していきます。しかし音楽の持つ威力、味わいは薄まっていません。鮮度の高い明晰な響きを保ちつつも、ぐっと抑えるところや引き延ばすところに独特のねばりが見られ、深みのある陰影が描かれています。異なる角度から作品が照らされて、予想外の方向に伸びた影が聴き手にはからずも覆いかぶさってくるような感覚。
「第3楽章の演奏が、もっとも色が濃い。淡々と運んでいるときでも、音色が影を帯びる」「マグリットの絵か何かのような、明快明晰に見えるのに幻想的という趣である」「《巨人》の中には、晩年の作品でいっそうはっきりしてくる要素が、まだひっそりと芽生えたばかりの状態で隠れている。それに大野は光を当ててみせるのである」 (許光俊氏の解説より)
大野和士
東京都交響楽団音楽監督、新国立劇場オペラ芸術監督を務める。2022年9月からブリュッセル・フィルハーモニック音楽監督。これまでザグレブ・フィル音楽監督、バーデン州立歌劇場音楽総監督、ベルギー王立モネ劇場音楽監督、アルトゥーロ・トスカニーニ・フィル首席客演指揮者、フランス国立リヨン歌劇場首席指揮者、バルセロナ交響楽団音楽監督を歴任。近年も、サントリーホールでの初演後、BBCプロムスで演奏されたターネジ作曲による『Hibiki』など数々の成功を収める。2019年、大野和士が発案した国際的なオペラ・プロジェクト「オペラ夏の祭典 2019-20 Japan-Tokyo-World」が大きな話題を集め、2019年『トゥーランドット』、2021年『ニュルンベルクのマイスタージンガー』ともに絶賛を博した。また、新国立劇場では、2019年に西村朗『紫苑物語』 (世界初演) 、2020年に藤倉大『アルマゲドンの夢』 (世界初演) 、2021年にワーグナー『ワルキューレ』、ビゼー『カルメン』 (新制作) 、渋谷慶一郎『スーパーエンジェル』 (世界初演) 、2022年にドビュッシー『ペレアスとメリザンド』、ムソルグスキー『ボリス・ゴドゥノフ』を指揮、大きな話題を呼んだ。
大野は世界から引く手あまたの存在であり、これまでにボストン響、ロンドン響、ロンドン・フィル、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、フランクフルト放送響、パリ管、フランス放送フィル、スイス・ロマンド管、イスラエル・フィルなど主要オーケストラへ客演を重ね、「繊細な美しさ、満ちあふれる威厳、心を揺さぶる感動の渦に包まれた最高のコンサートをもたらした」と高い評価を受けている。またミラノ・スカラ座、メトロポリタン歌劇場、英国ロイヤル・オペラなど主要オペラハウスからも招かれ数々のプロダクションを指揮。リヨン国立歌劇場任期後には芸術文化勲章「オフィシエ」を受勲。その他、日本芸術院賞、サントリー音楽賞、朝日賞など受賞多数。文化功労者。
収録情報
曲目・内容
マーラー:交響曲第1番 ニ長調 《巨人》
アーティスト(演奏・出演)
大野和士 (指揮)
東京都交響楽団
レコーディング
ライヴ録音:2021年4月20日/東京文化会館 (第924回定期演奏会Aシリーズ)
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